ring/AKiHiCo
幾重にも連なった言の葉-pain- 災の種と
誰かの唇が語る 悪夢も白昼夢の内也
終焉を待つ民に幸は在らず 背徳の華
水を待たずして咲いては 狂う声に
恨む的も 最早 誰か何か判らん
這い上がる憎しみ 誰が為に
此れは在るのかと問う 鋼鉄の塔
翳した短剣-justice-で切り裂ける闇は
まだ深く重く測れず この背に圧し掛かる
恨めば恨む程に 孤独を纏う
ばかりで 涙も出ん 孤独こそ我が友
交わした約束も 棄て去り 独り
逆さまの人形-puppet-が嘲笑う
過去に綴った友情も 今は砂と為る
いつかは切れる糸 終わりを告げる鐘
今
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