tokio romance/くれいじー・こすぎ
 
間、知っている詩人に呼びかけた
新しい流れになればと淡く思って

新宿コマ劇場前に人が集まった
知ってた人、知らなかった人
皆が主役だった
こうした
普段の肩書きを一旦捨てた
たまたま自己表現方法が似ていた人達が
わいわい集まる場所がある
素晴らしい事だ

人が夢中で頑張る瞬間は
いつだってひとりぼっちだ
邪な気持ちが取れた証拠を知りたいなら
身近な人間の顔付きをぼんやり眺めてみよう

そいつらが、現状を教えてくれる

1回が2回
2回が3回
続けられる事
何回でも何回でも
やり続けられる事

格好悪いと自分で思う事は大切だ
自分の汚れた部分から目を逸らさず
向き合っているからだ

愛だの恋だので紛らわす事のない
自分を知りながら
皆と仲良くしていたい

東京のまばゆい夜に
また身を委ねられるように
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