答え/
こむ
答えは無いと思うのです
だから
踏みしめる大地のような
踏みとどまる岩のような
せきとめる境界のような
そんなものを求めるのは
徒労のように思えるのです
だから
広がる大気のような
流れる水のような
浮かぶ雲のような
そんなものの中に
ぼんやりと
境目なく広がって行く私を
肯定していたいと思うのです
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