安寧の駅/一般詩人-
 
古い殺伐が
割れたひざこぞうの隙間から
白い骨を覗かせているので
ご機嫌をとってやった

そこから始まり

一日分の言葉が
牛の子のように
どさりと吐き出される

そこで終わる

終点は無人駅で
穏やかな闇が広がっている


一日が終わった


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