時空の篩/信天翁
 
あのころは
     あすもまた
「時」が安産をかさねる
    とつねにおもっていました

それが
   このごろでは
         きょうもまた
「空」が流産をくりかえす
    とおもうようになりました

そして
   いつの日にか
「時」「空」は
       ジュピターの篩いにかけられ
死産として処理されることでしょう







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