キャンバス/エチカ
点と線とが絡み合う肖像画
混在し、ひきつけあうキャンバスの中の
パターンとその背景
白 と 黒
繰り返される点滅の意味
生への警告
更にその先に進む原生植物たちのうめき
派生する生物達の吐息について、
あるいは一定の組織に組み込まれてしまった
植物達のあえぎについて、
何度も警告を受けたことは?
思考からアウトプットしたことは?
点が線を凌駕する瞬間の感嘆、嘆き。
円盤のような丸い空間の一部を
優しく切り抜かれてしまった事実。
あるものを無いと言い、
無いものをあると言う
その正しさと愚かさ。
ねじれこんでしまった空間の中に入り込んで
天地左右を繰り返す
オレンジのドリーミングは
そこにひっそりと根付き、小さな祈りとして存在する。
ああ、ストロークが長くなる!
その瞬間
その瞬間
点でなく、線でなく、
もはやそれは、
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