朝が来る。/
プル式
人生に空想はたくさんだ
くたくたになるまで働いて
よれよれになるまで歩き続け
家に帰り着けば誰もいない
そんな話はたくさんだ
疲れたとかつらいとか
悲しいだとか寂しいだとか
眠れば朝になるんだから
そう
朝は来る
それはどうしようもないくらい
ある意味押し付けがましくも
朝は来る
そうして一日が始まる
いや、それは一日の始まりではなく
むしろ全ての終焉を迎える為の儀式の様に
朝が来る
それはどうしようもないくらい
新しい朝が。
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