サンサーラ/あすくれかおす
か大きなもんだいにぶちあたったようでいて
実は ずっとずっと前から「この時間」は続いていたのかもしれないよ
いや 時間とさえ呼べないものかもしれない
ぼくが金ぴかの花を握っているという現実は
それ自体にやはり意味はない気がするけれど
ずっと続いてる「この時間」にとっての
ひとつの道しるべなんじゃないかな
世界が無にならないこと
それいゆとわたしサスピシャスがいること
金ぴかの花
「この時間」と「どこか」
これらの少ないキーワードが結び合わさってできる宇宙があるとすれば
そこに自分自身があるのかもしれない
形在る限り 歩まねばならない
わたしは知りたい
知っていきたい
何気なくたどった道を
思いそらんじて帰るように
気まぐれに歩いても
明日へ続くように
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