ノイズ/Izm
 
 
海辺に残した
叫び声を抱いて
自分を疑い 受け入れる。

うまく吐き出せないまま
膨らんでいく
重い重い「愛」と言い聞かせ
鎖に近い感覚で。

壊れる前に手を離せるほど
器用じゃないから。


なのにね、
この耳はキミの声を
この眼は動くモノを
まだ 諦められずに

枯れることが怖いのだ、ね。


その涙という液体が
「理解」という意味を持つなら
街のサイレンに震え、
動けなくなるようなもの。

紙一重で残念な方へ、
転がったのでしょう。

綺麗すぎて
染まりすぎて
素直すぎて。


目をそらすように
曲線を抱いて

背中から胸に 痛い束縛
日常的な行為は
やがて 消えぬ痕で
また束縛。

キミの全てを
叫び声とすすり泣きも愛し
快感を追って 想いをぶつける

電子音と鼓膜を越えて
腐ったアタシで
キミが壊れそう。

時に盲目・・・と
笑いながらも自覚してますから

音がないと狂うだけ。


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