軋み  /guchi_k
 

その膜を破って、やっと息ができた
あ〜、空気がありがたい! おいしい!

だが、結局、風邪は治らないまま、
朗読会を向かえた
喉は痛いは、たまに咳き込むはの最悪の状態ながら、
朗読を続ける
最後の「原体剣舞連」では、叫んでは咳き込みながらも、
なんとかやり遂げる

さすがに、またしばらく寝込んでいたが、
その後は、すっきりと風邪は治った
そして、ふと気が付くと、
あの軋みはいつの間にか聞こえなくなっていた
あれ、どこ行ったんだろう?

そして、また前の友人宅に泊まったが、
そこでもやはり、あの軋みは、聞こえなくなっていた


(ver.1.2 2005.2〜12.3作改詩 )

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