仮面/
遊佐
端正な横顔には
少しばかりの憂いがよく似合う
彫刻の様に滑らかで、なまめかしい純白の肌に、
赤いレースの衣をかざせば
魂(資質)が、
美(生き様)と、
溶け合って、
不可思議が生まれる
女は、着飾る事で
飛躍する。
隠す事で
飛翔する。
衣の下に
一番淫卑で、一番美しいモノを隠して
微笑(わら)う
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