神と疑似餌/
かいぶつ
からは
廊下を伝って微かに女性の喜びとも苦痛ともつかない
艶めかしい喘ぎ声が聞こえてきていた
コイツら、まさか・・。
次の休日、僕はまた釣堀へと足を運んだ
驚いている様子の花白さんが素っ頓狂な声で言った
「ありゃ?どうしたんだい、そりゃあ。」
「あぁ。今、流行ってんだよ。」
僕はあれ以来、神釣りを止めた
そしてもっぱら悪魔釣りに精を出している
ペッパーチキンの疑似餌を引っ提げ
巨大魔女を求めて
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