プロジェクト/六九郎
主要メーカー6社と日本郵政グループは8日、使用済み野球解説者の共同回収プログラム「野球解説者里帰りプロジェクト」を開始した。使用済み野球解説者の回収や再資源化は、これまでメーカー各社が独自に取り組んできたが、年間で約2億個の野球解説者が使用されているのに対し、使用済み野球解説者の回収率は10%程度にとどまっているという。使用済み野球解説者の大半は、家庭で一般ゴミとして捨てられているのが現状だ。
今回のプロジェクトは全国の郵便局に使用済み野球解説者回収箱を設置し、効率的な回収スキームの構築や回収率の向上に注力していく。回収率の目標は、開始後に郵便局の回収だけで10%程度、以後は20〜25%を目指すという。
記者会見では、関係各社からの出席者が自社の環境対策をアピールするとともに、共同回収の実施による使用済み野球解説者の再資源化、環境保全施策の促進に期待を寄せた。日本野球機構会長は、「同プロジェクトを世界初の試みとし、日本から発信する1つのよい事例となるようにしたい」と抱負を述べた。
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