散歩道/umineko
散歩道触れるか触れないかの指は 誘っているの楽しんでるの
川土手に並んだ黄色い花の名を 聞き忘れたけどそれでもいいや
おおぞらに解き放たれたグライダー 想いを告げたくちびるに似て
肝心な時に視線を合わせない 飛行機雲のせいにしてやれ
はなびらを捨てた桜のふかみどり その変節が今はまぶしい
知ってるよ答えはいつも残酷だ 川面きらりと声反射する
風が吹く憎らしいほどさわやかに 涙でるよね砂ぼこりって
十年後二十年後と肩並べ 歩けたらいい 同じ夕暮れ
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