シフクセンタク/北大路京介
 
駅ビルのミラーに夕陽が泳いでメールが飛び込んだ
都会の炎が抱き合う声を 早足で抜き去った

分解されてく真夏の星じゃ
不安や嫉妬の波から明日を予測してやいないか

楽しいこと
面白いこと

うまく選んで
だいじに選んで

愛されること
愛せそうなこと

幸せであるならばいいよ 君が



震えるココロに脈打つリズムで希望を巡らせた
剥がれた理性が生み出す汗を 青空で拭き取った

苦い味のする困惑の星じゃ
痛みや恐怖の風から明日を予測してやいないか

楽しいこと
面白いこと

うまく選んで
だいじに選んで

愛されること
愛せそうなこと
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