遺書。/ゆきのかけら(翡翠)
大気に混じる
誰も知らなくても
僕たちは此処にいて
ゆるいラインを描く
誰にも見えない
涙も笑みも葛藤も
あの音に溶かして
ずっと続く
ずっと続く?
見えない未来に縋る
信じてなんかいなくても
みんなが
"きみのため"って言うからさ
欠片すら共感しないのに
堂々巡り
壊してしまいたい
一人なんだから
感情を持ったもの
それは独り
後悔したら
やり直せばいいでしょ?
生きる気力があるなら
何度だって
夢すらも見ることが
できないのなら…
どちらにしたって
飛び込むしかないのさ
人は死の連続
怖がる必要もない
この両手
大きく広げたなら
飛び込め
起死回生
一縷の希望
散らかす世界
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