めがねのおく/ki
頼っちゃってます。けっきょくけっきょくひとから離れられませんもうかんがえるのやめたら、そしたら楽になれるのに
ホームに滑りこんでくる電車の勢いをはじめて知って怖いとおもうあれが無人で運転されてたら飛び込む人倍増
プールの飛び込む台に立つようにまるでそれがはじまりかのようにはじまりでありますように
たくさんのひとに迷惑かけたかったんです巻き込んでみたかった、死を持って体験する
自分のはじめてのちから
何億人の悪意が私に向いたその瞬間
あー今わかりました、あなたが死にたかった理由
それでもかくめいなんてちっとも起きんけども
人に親切にしたくない人の心を遮断したい
でもときたまふれたいから、ふれて泣いて笑ったりしたことがあるから生きてたい
だからあなたからの応答をポケットのなかのケータイをにぎりしめ
誰にも気付かれないように
そっとそっと
ないてもいいのは、めがねのおくだけだ
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