/ki
そうしてあめにうたえば
とおくとおくまでめをつむって
みえてくる
ほーむで
くろーる
ひとのなみを
かきわけ
かきわけ
どあがひらくと
ひとのかおり
おかあさんのは
おとうさんのは
ぼくのは
きみのは
ない
しらないにんげんのしらないにんげんの
かおりにはきそうになった
たくさんのはだいろしたどうぶつがぼくを
こづいていく
みんな
きごう
からだをすてれば
そうげんがみえる
くろーるのかっこう
りゅうせんけいえがいて
にじになるよ
あいぽっどからながれる
あたたかい
けつえきは
きみがすきだよとうたうけど
(こんぴゅーたーは
ごうせいおんせいをつくりだす)
きみのこえで
きみがすきだよ
ぼくはそれだけでじゅうぶん
じゅうぶんだったのに。
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