声/
AKiHiCo
目蓋をゆっくり開く
再び動き出す身体
声が聞こえるんだ
僕に遠くから
呼びかける
僕に
その正体が誰なのか
本質は気にしない
ただ
深くその声を
受け入れるだけ
声に導かれた先が
例え崖の淵であれば
答はすぐに判る
その声が示すなら
迷う事なく
星を掴んで空も
飛べるんだ
そこが冷たい海
だったと
しても僕は
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