ノート(曇)/木立 悟
 




原のなかで
オジロワシと見つめあった
彼は言った







遠くから雨が近づいてくるとき
オジロワシを思い出す
彼が何を言ったのか
あるいは
何も言わなかったのかと














[グループ]
戻る   Point(2)