天井の言葉/
狩心
の国へと奇襲を仕掛ける
無論 あちら側にも家族があり 歌がある
こちら側に子供がいて 死体があるように
逆様の点滴は自らの血を吐き出す
文明に作られた透明の細い管を通って
密林の熱度としての
非可逆的な後悔を生み出す
しかしどの場所においても
小さな花畑は
こそあどを伝える
レンガの中で怯える子供達よ
阿弥陀くじはもう終わりだ
折り曲がった足を切断し
今日に泣く
恐怖となれ
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