幻のように確かな手触り/
吉岡ペペロ
16のころ読んだ
大江健三郎の小説を
古本屋で文庫で百円で買った
道を渡った喫茶店で
39の俺が読んだ・・・
墜落する物体を見る興奮
幻のように確かな手触り
加齢する事の無用な余力
39の俺が読んだ
道を渡った喫茶店で
古本屋で文庫で百円で買った
大江健三郎の小説を
16のころ読んだ・・・
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