告白/REMINGSセシル
に
わたしは吐きました
一日の全てが流れていくようでした
夕日が赤く焼きつき燃え盛る
吉祥寺の砂漠の中にいました
スネイクは黙ってわたしの背中を
さすりました
わたしは一人では吐き出せなかったであろう
妬みや憎しみまで全てを吐き出したようでした
それからわたしは意識朦朧としていましたが
メンバーに帰りの挨拶をし、
スネイクの肩を
借りて800メートルほど家まで歩き
なんとか
ベッドにたどり着きました
道の途中でも、
わたしは何度もげろを
吐きました
スネイクは
震えの止まらない
わたしに上着を着せ
ボタンをしめ、
こんびにえんすす
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