スライド/
相田真理子
思い出がスライドしていく
綺麗な言葉でくるまれて
一点の曇りもなく磨かれて
愛しているよと
愛していたよと
優しく思いを投げかけるばかり
君の瞳の中でも
あの光景は映るのだろうか
触れることなく終わった甘さは
傷んだ舌先に沁みるばかり
今でも君の笑顔ばかりが眩しい
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