人格1/
暗闇れもん
欲しいと差し伸べられた手を
わたしは振り払うことしか出来なかった
自分が壊れ行く感覚に
何かに追いすがろうと
つかんだのが貴方だった
痛みだけを貴方に残して
飛び立った、わたしを
どうか許してください
わたしは
ただ
穢れた蝿みたいなものだから
はやり
病みたいにすぐに忘れてしまえるほどの
ただの蛆虫ぐらいの価値の女ですから
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