ラプソディーな朝/
バンブーブンバ
それ以上でも以下でもなかった
背中は遠くコスミックにみえた
よみかけた一行一句も
五段活用に駆けぬけてゆくから
ライトモチーフの君が
愁色して靴ひもをなおした、
ような妄想なんてしないように
聴きなれたノブの音
栞をわたす
ティーカップの湯気もたたない
ラプソディーな朝
スライスレモンに饒舌に
そそがれてゆくとしても
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