もう誰のものでもない/
ブライアン
それは果てへ行くための方法だろうか>
誰にだって、我ままな時代はある、
と、心理学者は椅子の背にもたれる。
それはそうと、
彼らの我ままを許しているのは何のためだったのだろう。
空が沈む
もう誰のものでもない
灯りが消える。
世界の足し算は見えなくなる。
<ここが世界の果てなのだろうか>
世界に共鳴する赤ん坊の泣き声。
我ままな時代は誰にだってある、
と、同級生は目を閉じるだろう。
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