寒い日の朝に僕はホッカイロよりも暖められずに。/虹村 凌
った。
寿司はぐるぐる回っていた。
折りたたみ自転車のハンドルは慣れれば平気だった。
煙草は折れていた。
ホームランバーであたりが出たので家に着いた直後に
もう一度その店に向かった。
店じまいをしていたけれど店員さんは気前良く交換してくれた
さすがに2連続であたりは出なかった
眠りにつくまえに二回揺れた
二度目の揺れでは多少生命の危機を感じた
27時過ぎに旦那さんが帰ってきた
寝相を見て鼻で笑ったのまでは覚えている
ホームランバーは二回連続で当たらないらしい
「心中を前提としたお付き合いをしたいと思っています」
僕は僕自身の弱さを認めるよ
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