熱帯夜/けらまご
あせもがかゆくて眠れなくて
だらんだらんとあなたとめーる。
他愛のないことば一つ二つみっつよっついつつー
いつもは難しい話ばかり。
たまにはいいよね
そうやって距離をはかる。
でも本当は会いたい。
一つになって夜の道を走りたい。
エンジンの熱さより、触れている指先から溶けてしまいそう。
記憶を手繰り寄せてはひとりを実感する。
満たされないときは、
何をやっても満たされない。
そうなんだけど、
諦められない。
だってあたしはきっとあなたが好きだし、
だからこの気持ちが溢れてどこかにぶつかって壊れて流れて、誰かを傷つけてしまう前に、
寂しさに
[次のページ]
戻る 編 削 Point(1)