じゃあ、また/わら
 
える唇が 
真実で 

ほそい髪が 
詩 




詩って言葉 
今も、しっくりこなくて
うまく使えないんだけれど 
だけど、やっぱり 
ぼくは詩のそばにいたいんだな 


ステージの反射する線が 
ほんの一瞬 
尊い 

うたうたいの耳鳴りのよう 

このゆらぐ意識の隙間で
すこしだけ 
みえる 



ぼくがここで読む、 
いくつもの人の 
いとしき人の 
こころふるわせる詩にも
ろくに「コメント」なんてものをつけないのは 

むずかしいこととかじゃなくて 
ただ、いろんなことが忘れられ
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