近状報告、君へ/三奈
 
世界は現実味がなくて
絵葉書を見てるみたい。遠い。

この窓を開けて
風を部屋に送り込めば
少し生きてること
実感できるけど

ねぇ、なんだか
とうめいにんげん、になった気分

朝になれば
だるさや吐き気が
此処にいること
教えてくれるね

でも、
夜にはまた
分からなくなるよ

ねぇ、とりあえず君へ








「近状報告」


できずにメールを消去。
心配かけたくない、なんて
綺麗な理由じゃない。ただ。



「君からの返事が怖かった」



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