諍いのあとで/kauzak
 
君と僕の
柔らかすぎるところは
交わりやすくて

忘れているわけじゃないけれど
柔らかすぎるがゆえに
止まることができなくて

傷ついたと言われるまで
君に言葉を投げてしまう

(強迫的にしゃべっている。とは思っているんだ)



柔らかすぎるがゆえに
素直にあやまちを認められなくて
心から許しを乞うことができないから

つぶやくようにしか
謝ることができない

そのことを許してほしいとは思っているけれど
言葉にはできない
それを
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