青白い空(悟ったからって別に)/ホロウ・シカエルボク
 


青白い空
青白い空
青白い空
青白い空

ああ、だけれど確かに高い
確かに
手には届かない


欲しがっていた
欲しがっていたのだ
確かに
欲しがっていないふりをして
喉から手が出るほど
確かに求めながら

果てしない
感情が零れていく
僕は
鳴き声に参加した、だけど
僕のものだけが



激しく
落下して行ったのだ


青白い空
あ、あ、青白い空
なにも
哀しいことなんか
なかったよ


求めることにだって
僕は





ずっと
距離を置きすぎていたんだ











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