ブラッドなんて感覚を決め台詞にするのはよしなよ/ホロウ・シカエルボク
 
うだよね
どうすることも出来なくなって手を合わせた
何に向かって、誰に向かって祈るつもりなのか俺には判らなかった、いや
祈りということがここに何をもたらすのかということも理解してはいなかった、だとしたらそれは
ショーウィンドウをきれいに磨きすぎることとまったく少しの違いもない
誤差を愛せないなら詩を綴る必要もない
俺は言葉を使って誰かを殺したのか
俺は言葉を使って誰かに殺されたのか?
疑問符が乱立する森に足を踏み入れて
わざと哀しい思いをしようとしてるんだろう
上手に痛がるやつを愛してくれるやつは思ってるよりも大勢居るもんだぜ、みんな、
深刻な傷みのそばに居たいのさ
痛い思
[次のページ]
戻る   Point(4)