こころから、たしかなこと/ゆきのかけら(翡翠)
本当や嘘は
世界(ここ)に渦巻いてて
本心を晒け出しても
事実には結び付かなくて
変わる 変わる…願いに変わる
でもそれすらも
時にかき消されるから
真実に結び付かない
ねぇ、君
君はそれを知っている
何か総てを
無くしたように淋しい
ちぎれるような想いを
ずっとずっと昔
何も知らなかった頃
気付かされた君は
この世界に絶望し
そして今
この世界を生きる
ほんの少しの希望と
諦念をぶら下げて
僕は知っている
だから
総てを真実にしたい
君が嘘だ
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