力なき反抗の詩〜チベットの友へ/choco3594
数が多いというだけで
強気になっている
本当に大切なものを
忘れてしまっている
力など所詮愛という
大いなるものの前には
無力なものに過ぎないのが
見えていないのか
生き方が違うだけで
他人を押さえ込むなど
誰にも出来るはずなど
無いはずなのに
友よ 遥か永い闘いだが
友よ 僅か少ない望みだが
瞳の中に 希望が遺るなら
この胸に燻ぶる 熱い想いを
どうか遣ってくれ
嗚呼 今日も風が奮えている
嗚呼 果てのない空も泣いている
遠くにある悲しみにも
[次のページ]
戻る 編 削 Point(1)