光と闇/霜月 ゆうゆう
 
人は誰もが光と闇を持っている

子供のころは光に満ち溢れていた

だが、その光は時とともに消えてゆく

大人になり、闇に生きる僕らは

光を求め彷徨うのだろう

いつしか、他人に光を求め始め

知らない人間に頼り始める

そして、頼っていた人間が居なくなると

また、光を求め彷徨う

しかし、忘れてはいけない

光は消えているのではなく

見えないだけなのだと

自分の闇で見えない光は

心の中でしっかり光っていることを
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