眠り/
成澤 和樹
水面に映える空の眺め
天を仰いで目に入る景色
どれほどの違いがあるのだろう
それすらも満足に答えられない
僕は仮定と固定観念によって彩られた世界にいる
雲は流れてゆく
最早何も考えられない
そうして時は過ぎてゆく
世界は僕を騙す
僕はそれに甘える
分からない 明確でなくていい
弄んだ悩みの温もりの中
ずっと眠っていたい
戻る
編
削
Point
(2)