それはとてもめずらしいかたちをしている/ホロウ・シカエルボク
らが息づいているあいだということだけれど)
だからあれこれと約束をするのは止めた、そのときそのときの想いの在り方で
強かったり弱かったりしながら君の手をとる、その強弱が
そのときそのときで君が抱えてるものの振幅と見事にシンクロしたりする瞬間があったりしたら
そのとき僕らはもう少し
確実な関係になれるんじゃないかと思うよ
一瞬の繰り返しを僕らは抱いて
それが明日も訪れるような夢を見るんだ
だから僕が君の手をとるのはきれいな気持ちでもなんでもなく、ただありきたりの僕としてどれだけ君と幸せに暮らせるかという
実験みたいなものだと思ってくれればいいかもしれない、そうすれば君は気楽な気持ち
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