左肩のさみしさ/
こむ
街を歩くと
左肩のうしろあたりに
いつも かすかに
さみしさが ついてくる
引っ込み思案だった君は
いつも ちゃんと二人並ばずに
少し遅れて ついてきた
いつも 私は 左うしろを
少しふりかえりながら話した
君がいなくなって
どこにもやれない 苦さをかかえて
街を歩くと
いつも 左肩のうしろあたりに
さみしさが ついてくる
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