左肩のさみしさ/こむ
 
街を歩くと

左肩のうしろあたりに

いつも かすかに 

さみしさが ついてくる


引っ込み思案だった君は

いつも ちゃんと二人並ばずに

少し遅れて ついてきた

いつも 私は 左うしろを

少しふりかえりながら話した


君がいなくなって

どこにもやれない 苦さをかかえて

街を歩くと

いつも 左肩のうしろあたりに

さみしさが ついてくる
戻る   Point(2)