バレリーナ/山崎 風雅
 

 胸に染み込む言葉は
 とても暖かで
 いつも頭でかっちの僕の脳を
 愛撫するようです

 特に好きな詩人がいるわけでもなく
 こうして詩を書くような柄でもないのですが
 ただ
 冷えた心を自分で暖めていたいんです
 許されるのでしょうか

 感情だけが人一倍強い僕は
 衝動を抑える言葉を必要とします
 感情を言葉で滑らかにしないと
 ワンルームで凍えてしまいます

 いつか
 いつの日かと思いつつ
 時だけが悪戯に過ぎ
 優しさと思っていたものは
 愛情窃盗常習犯のただのエサになっていただけで
 気付いた時には
 低い天井に立ち上る煙草の煙が滲んでるだけでした

 あぁ あぁ あぁ

 バレリーナ
 おどりーな
 行ったりーな!








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