いつものように/k o u j i * i k e n a g a
 
追加料金は増え続ける。そんなことがあっていいのでしょうか皆さん!
僕は麦茶をこぼしたテーブルを拭く 妹の首筋に汗が流れる 流れている あれは僕だ 俺が汗粒になっていま蒸発しようとしていたら親父のラードまみれの指がやってきてぼくをぬぐってしまいましたよ
いつものようにひいおばあちゃんになぐさめてほしいー だけどほねがちょっとみえてるー
曽祖父が死んだ日、僕は校内模試で学内トップの成績だった。曽祖父はカンニングの天才だったが俺は俺の天才だから俺は曽祖父のふりをして父を叱ってやるひひひ
今朝もカーテンのすき間から日光が射し込んで一日のはじまりです。
ラードまみれの手で父は墓を掘る、自爆とピアノ線と魚雷と毒ガスと皮むき器でバラバラになった僕のからだは墓じゃなくて穴がお似合いですよ父さん!どうせこのあとどうせあなたはどうせ麦茶を飲むのでしょう?あの夏の味がする飲みものを!
いいなあ、それはいいなあ

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