いつものように/k o u j i * i k e n a g a
ひじクッションの当たり所が悪く、曽祖父が死んだ。
だから僕の名前は今日からニックネームだ
曽祖父の遺体を三週間ぐらい置きっ放しにしたので追加料金が発生した。
だから曾祖母は諸事情により、とだけ書き残して実家に帰った。
僕がそれを知ったのは蒸し暑い午後のことで、僕はテーブルに麦茶をこぼした
妹はそれなら今日から私が、と言って曾祖母になった。
父はすべての成り行きをラードを吸いながら眺めている
それから僕の苦手な科目は理科だということも曽祖父にはお見通しで、
彼はカンニングの天才だったそうだ。僕は彼の血をひいている。
網膜の裏側に書いておけば、愚鈍な教師たちには見つからない。
ちな
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