私の夜空/石畑由紀子
 
 
遠吠えの先端を夜に梳きこんで星にまぎれた魂ひとつ




恒星は渦巻く夜を抱きしめる 輝いている自覚はなしに




思い出が次の一歩の糧となる 今はもう亡きあの赤い星




暗闇で荒れ打つ君のモールスが震わせている私の夜空










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