チラリズム/
花田春菜
うだる夏の露出
汗の雫の滑り落ちる谷間は
作り物めいた輝きを放つ。
しかしながら その脚を見よ
なんと正直なのだろう
いつの日にも変わらない
スカートの奥の密かな暗がり
そのチラリズムこそが絶頂であり
追い求めたる理想郷なのだ。
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