風花の詩/choco3594
 
きらきら光る 梢の隙間から

優しい春の色が 通り過ぎてゆく

気まぐれな風が 散らす花びら

ふわりふわりと風に乗り 空へ舞い上がる

たをやかに咲く花も 蕾のままの花も

散ってゆく運命(さだめ)に気がつけど

時の流れに抗(あがら)うことなく

この瞬間を鮮やかに息づく

嗚呼、風花よ 気高く咲けよ

ココロの岸辺に

無常の空に 想いを寄せて

いつかまた咲くために

風に舞え


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