絶望を混ぜる/チェセロロ
 
絶望を混ぜるように
地下鉄の黒い壁

希望が現れたように
ホームに入り込んだ

その間に考える

あのとき 二歩ほど前に進めば
歩く足はどこかに飛ばされたかもしれない

浮かぶ 彼 の名前

顔は浮かばないくせに
名前だけが支配する

そのまま進めばよかった?

残念 

今は

彼がほしい


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