朝陽/
海野小十郎
朝陽
ご来光輝く
太陽が輝きをます
御神の顔、いっそう輝きて
御神の神殿は如何ならむ
この窓に、この窓辺に
神を誉む花を絶えさじ
紅葉の木,来光の光
小鳥飛び交い
枝の間より祈れり
世の幸と、この家に
光留まりて去らず
とわに祝福したまえ
黒き雲ふえて
来光は隠る
心に憂い
輝きたまえ
輝きたまえと願えば
また一つ、いっそう輝けり
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