音楽的詩論 一限目 「君が代」/風見鶏
1999年、アルバム『冬の十字架』に収録された忌野清志郎の『君が代』は、ユニバーサルミュージックから発売禁止処分を受け、結局インディーズレーベルのSWIM RECORDSから発売される事になった。
『君が代』という国歌を取り巻く状況は現在芳しいものではない。
戦後、この国歌は天皇を賛美する軍国主義の象徴であるとして大きな批判を受けたし、それが現在の左翼主義的な不起立・不斉唱などの問題に繋がっていると言っても良いだろう。
最近では、ある中学校の卒業式において一人を除いた生徒全員が国歌において不起立・不斉唱をするなどという異常な事態にまで発展してきている。
これに対しては
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