『第6回短歌祭品評会〜第二夜〜』その壱/本木はじめ
源か〕たましい。霊魂。万物にやどり、また遊離しやすい存在と意識され、「木魂(こだま)」「言魂(ことだま)」「船魂(ふなだま)」「和魂(にきたま)」「荒御魂(あらみたま)」など多く複合した形で用いられるとともに、「魂祭(たままつ)り」「魂送り」「鎮魂(たましずめ)」「御魂振(みたまふ)り」などの行事や呪術を表す語形をも生じた。
「空蝉のからは木ごとにとどむれど―のゆくへをみぬぞかなしき/古今(物名)」
――合・う
魂がひとつに結ばれる。心が通じ合う。
「―・へば相寝るものを/万葉 3000」
――祭・る
魂まつりをする。
「亡き人のくる夜とて―・るわざは/徒然 19」
()mil
[次のページ]
戻る 編 削 Point(0)